【レビュー】旧東ドイツ軍 NVAタープ
私が買ってよかったキャンプ道具のうちの一つです。
180cm x 180cmのただの厚手の布。
NVAとは「東ドイツ 国家人民軍」。そこの官給品のタープだったらしいです。東ドイツなんて国はもうないから今は作ってない。世の中に流通してる分だけです。レインドロップカモフラージュ模様。山の中でこれを纏ってアンブッシュしているとほんとに気付かれません(笑
去年くらいまでは結構普通にネット販売されてましたが、去年の半ばくらいから値段が上がったので、だんだんと品薄になってきたんでしょうなあ。一時期パップテントが流行り出したときにこの手の軍幕は一気に売れた気がします。
180 x 180ということで、まさに「起きて半畳、寝て一畳」(実際は2畳くらい)を体現せしめる品です。こんな感じですね。
夏の山の中だったので、タープの下はモスキートネット仕様です。
蚊はマジでヤバい。雨が降られるより蚊にやられる方が不快です。
屋根型に張るとほんとに「体が隠れるだけ」になります。晴れてればいいですが、雨の時はもうちょっと考えて張らないと雨がしのげませんねえ。。。ってか、雨だったら別のタープ張りますわな。
ただの四角形なので、いろいろな張り方ができていいです。
私も元々テントでキャンプをしていた人なんですが、以前キャンプツーリングをしていて、たまたまテントを忘れた(笑 ときにタープの下で寝て、オープンエアーの気持ち良さを体験してしまってからテント要らない派に堕ちました。
冬のふもとっぱらでもこれです。マイナス5度でも寝袋だけしっかりしてればダイジョウブ。
グロメットが四隅にはめ込んであります。軽量ポール二本立てられれば平地でも十分屋根にできるし、上写真のような林間サイトならリッジライン張ればどんな風にもなる。「いかにも軍幕」という無骨さが大変気に入っております。
下に敷けばシート。夏ならこれを体に巻いて寝ればシュラフいらず。
4枚買えば連結してパップテントになります。4枚持っているので一回パップテントスタイルをやってみました。このタープの各辺をボタンで連結するんですがボタンホールがギリギリのサイズだから固くて繋げるのがめんどい。もう二度とやらない。一枚で十分。
そしてこのタープ、タープ側面に切れ込みがあり、腕を通して頭の部分のヒモを引き絞ると「ポンチョ」になります。厚手とはいえコットンなので雨天時は水を吸ってしまいますが、雨の中の数時間の活動でもまあまあ中は濡れずに済みました。
サバゲーの時にこのポンチョをかぶってアンブッシュしたら見つけるの難しいです。
「軍幕」「無骨」と言った言葉が好きな人にはお勧めできると思います。私は勝手にこういうオープンエアー小タープ無骨キャンピングスタイルを「ストロングスタイル」と呼んでいます。流行らんかなーストロングスタイル。