獣の王国
最近は「田舎」と呼ばれているどこの田舎もそうだと思うんですが、ここ稲武町もご多聞にもれず、獣が現れます。ちょっと山に入るとのんびり屋さんのカモシカが山肌からこっちを見てたりします。上の写真のように。天然記念物です一応コイツ。車横付けしても動かなかったりします。オノレが天然記念物だっていう自覚があるんですかねコイツ。
稲武地区の中でも険しい山の道を夜通りますと、鹿5匹、カモシカ4匹、ノウサギ5匹とかが道端から飛び出てくるのを見かけますね。
飛び出てきた鹿とかまともにハネると当たりどころ悪かったら廃車です。お気をつけください。特にオス鹿をハネた時に角がラジエーターを突き破ると大惨事です。よく聞きます。
そんなわけで、山ぎわに立っている我が家なんかは、夜に裏庭に出ると鹿と目があったりするわけで。耳をすませば「ピギャー」という鹿の声「ホッホウ」というフクロウの声。
二年くらい前からこのキャンプ場の中の人たちが「ファームいなぶ営農組合」というのを立ち上げまして、夏にとうもろこしを販売しております。↓をクリックするとホームページに飛びます。
稲武独特の昼夜の寒暖差からなる、あまーいおいしいとうもろこしを作ってます。8月から販売予定です。
ぜひ夏は稲武へ。
宣伝でした。
で、獣が多いということは、獣害も多いということでしてね。上記のとうもろこしも、毎年獣害に悩まされてます。あいつら、「もういい感じだ明日収穫するぜ」という日の夜に食って行くんですよマジで。朝畑に行った時食われたとうもろこしを目にした時のムカつきたるやなかなかのものがあります。
「獣に餌をやっとるようなもんだ」と言って農業やめちゃう人もいるくらいなのでね。かなり深刻な問題です。
まあそんなこんなで、先日テスト泊をしたときも、朝起きたら重大な獣害が発生していました。
これ↓
ぐあー。かじられたぜー。大事な朝めしのモチをよー!
ノウサギかノネズミでしょうなあ。
経験則ですが、里山レベルの当キャンプ場では、大型の獣は人がいるところに近づいてきません。奴らも一応人のテリトリーで活動しているので「距離感」を分かってます。
逆に人里離れた山奥でキャンプしてるとテントのすぐ隣を獣が歩くこともありますね。
ネズミやイタチクラスの小さい奴らは人がいてもおかなまいなしに突入してきます。
当キャンプ場にお泊まりの際は、大切な朝ごはんはご自衛いただきますようお願い申し上げます。
ちなみに、寄ってくるイタチやらネズミは餌付けしていただいても構いませんが、当方猟の免許を持っておりますので、手近なやつからかたっぱしから捕らえて葬っていきますので悪しからず。